とってもキレイ!色んな菊

こんにちは。アグリクインテット滝川です。

今回お話させていただくのは私が大好きな菊の話になります。その歴史や種類の多さから説明するのが難しいので間違っていたら教えて下さい.

愛知県と言えば花の産出額が日本一の【花の王国】で、その中で菊も産出額が全国1位です。                         

菊と言えば電照菊! この地方では渥美半島の電照菊が有名ですが、静かな秋の夜に電照菊の明かりがとても幻想的ですごく綺麗です。花だけではない魅力がたくさんあります。

キクは奈良時代に中国から伝来したと言われ日本で長く親しまれています。輪菊というと葬儀や仏花のイメージですが、皇室の紋章やパスポートの表紙の紋章にも使われています。白い色や黄色はよく見かけるのですが赤い色もあるそうです.花を見てみると、真っ白い花びらが少しカールしてて、豪華なのに上品で優しい花だと私は思います。小さいかわいらしい花が小菊です。

そして欧米で改良されたものが洋菊のマムです。学名のクリサンセマムからそう呼ばれています。

マムにも種類があり、枝分かれして、放射状にいくつかの花を咲かせたものが「スプレーマム」、スプレー菊ともよばれている花です。

もう1種類は、一輪に仕立てたディスバットマムです。↓IMG_0855.jpg 

すごく綺麗です!ここに写っていませんが赤やピンク、パープル色んな色があります。どの色もとてもきれいなんです。ピンクでも薄い色があったり濃い色があったり。緑色が私は特に好きな色です。白色とよく合わせますが差し色として使ったりします。

ディスバットとは、dis =除去する bud=脇芽 を組み合わせた言葉です。農Howの募集画面によく、「脇芽をとる」作業が出たりしていますがこの作業の事で脇芽を一つ一つとっていき、蕾も一つにして栄養を集中させて仕立てた花の事です。IMG_0912.jpg

苗を植えてから日々成長していき脇芽が出てきます。農家さんは一つ一つ脇芽を取り除いていきます。一本からたくさん脇芽が出てきますが、このような広いハウスの中で繰り返し繰り返し立ち仕事で作業されています。IMG_1203.jpg

そして菊、マムのよいところは、なんといっても丈夫で長く花を楽しめる事です。季節、花の状態、置いている環境にもよりますが冬なら1か月はもちます。せっかく飾るなら長持ちする花の方がうれしいのでおすすめです。

マムはたくさん種類があり、まん丸だったり糸状だったり形も色も雰囲気もそれぞれとても個性的です。見ていて飽きません。花の名前も可愛い名前やかっこいい名前がついていたりします。可愛い、綺麗、豪華色んな表情をみせてくれます。とにかく使いやすいのでフラワーアレンジメントにも使われています。IMG_1199.jpgこんなに綺麗なお花になるのも日々農家さんが愛情をかけて大切に育てられているからです。本当にたくさんの作業をされています。

そして菊の花言葉は「高貴、高潔、高尚」です。とても素敵ですね。

(今回の画像は、休憩時に農家さんの許可を得て撮影しています)