美大生と農家さんのコラボ 西蒲区の藁アート

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こんにちは!アグリクインテット新潟在住の八幡です。

先日、新潟市西蒲区の上堰潟公園で、稲の藁を使った
藁アートの展示があるということを知りました。

日本で知らない人はまずいないであろう米どころ新潟ならでは!
と思いつつ、いったいどんなものなのだろうと想像を膨らませながら
出かけました。

公園内を歩くこと数分、展示エリアに着きました。
まず驚いたのはその大きさ!

後で知りましたが、こちらの藁アート、実は10年以上前から
毎年開催されているイベントで、何と東京の武蔵野美術大学の学生さんと、
地元西蒲区の農家さん達とのコラボイベントなんだそうです!

そして今年のテーマは、『見た人に活力を与える縁起物』



鳳凰藁.jpgこちらは『鳳凰』(不死鳥!?)
永遠の時を生きるという伝説の鳥ですね!

後の木を見ていただくとイメージしていただけるかと思いますが、
高さ3メートルくらい、横幅5メートルくらいあります!

すごく立派ですが、目の辺りのまつげ?眉毛?がバサッとしている
ところが愛嬌があって私は好きです(笑)

お次は『三角ダルマ』
藁三角ダルマ.jpg
新潟で生産される郷土玩具で、起きあがりこぼしの一種です。
特徴は、円錐形の形とユーモラスな表情です。
(ポイントは口。必ずへの字になっているそうです!)

新潟では昔から、農村にあっては蚕がよく起きるように、
漁村にあっては、船が嵐にあっても早く浮き上がれるように、
病気や災いなどから早く再起できるようにという願いを込め、
生産されていたそうです。

そして最後はこの1,2年あらゆるところで目にしてきた
『アマビエ』
藁アマビエ.jpg
ちょっと丸っこくて、何となく微笑ましい感じが素敵です。
一日も早い新型コロナ感染症の終息を願うばかりです。

さて、この藁アート、武蔵野美術大学の学生さんと西蒲区の協同によるイベントと
と先述しましたが、興味深かったのが実際の制作についてなんです!

例年であれば、まず武蔵野美術大学で毎年制作チームを募り、
その学生さん達がデザインを考案、小さな骨組みのモデルを作り、
それらを元に西蒲区の職人さん達が藁アートの実寸の骨組みを作る。

一方で、西蒲区の米農家さん達は、アートに使えるように
稲藁をシート状に編み(藁はそのままではバラバラで使えない)提供。
この稲藁の編み方は"とば編み"と呼ばれるもので、
西蒲区でも農家のおばあちゃん達しかできない貴重な伝統技法だそうです。

新潟入りした学生さんは、職人さん、農家さんのアドバイスを
受けながら、稲わらを骨組みに組み込み、完成していくようです。

また、学生さん達は制作期間中、西蒲区内に滞在し、
食事は農家さん達が郷土料理をふるまうんですって!
そんな中、交流を深めるそうで。卒業してからも遊びに来られたり、
ハガキをやり取りするといったこともあるそうです。

一口に藁アートと言っても、美大生の若く芸術的な感性と
地元の伝統技術が融合し、心温まる交流があり、
地域活性化につながっている。こんな背景があるなんて!
素敵な話だなと思いました♪







































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