アグリトリオの山口です。
今回は私が以前働いていた、茄子農家さんで経験したお仕事を紹介します。
品質の良い茄子を作るのには色々な作業がありますが、今回は栽培の流れや作業のうちの一つ、花摘み作業を紹介します。
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私が経験したハウス茄子栽培の1年の流れ
ハウス茄子の多くは、夏が終わるころに定植し、本格的な夏が来る前に収穫を終えます。
定植が終わると、茄子の苗を誘引する為の紐づくりが始まります。茄子の苗はⅤ字に成長していくので一つの苗に2本紐が必要になり、ハウスの規模にもよりますが、何千本と必要となるので、紐をつくるだけで半日を要します。
そして、苗とハウスの高い位置への紐の取り付け作業をし、誘引作業に入ります。誘引は苗がまっすぐ伸びていくように紐を苗に巻いていく作業です。
まだ暑さが残るこの時期、ハウス内はまだ真夏状態です。苗の成長も早いので、一通り誘引作業が終わったと思ったらまた伸びたところの誘引作業です。気の遠くなる作業ですが、誘引しないと主枝が変な方向へ伸びて行ったり、折れ曲がったりして木がダメになってしまうのでとても重要な作業になります。
そして、10月ごろには一番花が咲き、授粉させ、茄子が成長し少しずつ収穫が始まります。繁忙期を迎えるまでの冬の間、誘引、芽かき、授粉、花摘み、消毒などの作業を繰り返し、春先ごろからハウス内の気温はどんどん上がり、ハウス茄子は繁忙期を迎えます。
繁忙期に入ると収穫作業に追われ、芽かき、花摘み作業に手が回らないこともしばしばありました。収穫すら追い付かなくなり、規格外の茄子になってしまったり...。この時期は最も人手を要し、人員不足になりやすい時期です。収穫、選別、袋詰め。そしてまた収穫と繰り返し、その間に授粉作業をして...毎年気が狂うほどの忙しさでした。
そして、本格的に暑くなる前の7月ごろ片付けを始めます。誘引で使った紐を外し、大きく育った茄子の木を倒し、トラクターで一掃し、茄子栽培の1年が終わります。
綺麗な茄子を作るのに重要な花摘み作業!
茄子栽培の重要な作業の一つである、花摘み作業を紹介します。簡単に言うと、茄子についた花びらを取る作業です。
茄子は紫色の花が咲きます。そして、茄子の実が出来てくると花は自然と枯れてきます。枯れた花びらは、紫色から茶色く変色していき、その花びらは軽く引っ張ったり、撫でるだけで簡単に取れます。ただし、紫色のまだ枯れていない花びらを無理矢理取ってしまうと、茄子の実に傷がついてしまい品質を下げてしまうので、軽く、優しく花びらを取ってあげるのがポイントです。
なぜ、花びらを取らないといけないのか?それは・・・
茄子の実は日光に当たるときれいな紫色に成長していきます。
茄子に花びらがついたまま成長してしまうと、花びらがついていた部分に日光が当たらず、その部分だけ白色または色むらのまま成長してしまい品質を下げてしまうのです。また、枯れた花びらがついたままだと、茄子が病気になってしまう事もあります。ですので、茄子の花摘み作業はとても重要な作業になります。
「農How」と茄子の栽培作業
春先から繁忙期を迎えるハウス茄子栽培は、収穫作業に追われ人手不足になりがちです。
花摘み作業は茄子栽培には重要な作業ですが、手薄になりがちです。農Howで一時的に人員を確保することで、遅れをとっている作業、手薄になりがちな作業をお願いすることが出来ます。花摘み作業は重要ですが単純な作業になるので、農Howでの人員確保に最適ではないでしょうか。
そのほかに農Howでは、茄子の定植の作業が毎年募集があります。愛知や熊本で盛んなハウス栽培はお盆明けぐらいから定植が始まり、ちょうどパートさんが夏休みに入ってしまい人手が手薄な時期なことと、暑いので短時間で終わらせたい農家さんの需要とマッチしています。
農Howを使っで効率よく作業を行うことで、茄子栽培を充実させてみてはいかがですか?
家庭菜園で茄子を栽培している方も是非参考に☆