こんにちは!アグリクインテット新潟在住の八幡です。
暖冬と言われていますが、昨日から急に雪が降り積もった新潟市。
これだけ冷えると、温かい食べ物のありがたみが本当に身に染みます。
そこで、2023年に私が食べた中で、とっても美味しく、
印象に残った麺類を3つご紹介したいと思います。
1つ目は、福島で食べた、"喜多方ラーメン"です。
あっさり目の醤油ベースのスープに少し太目の縮れ麺。
飽きのこない、優しい味にほっこりします。
ちなみに、左側は卵かけごはんなのですが、
会津の塩だれをかけて食べるという、オリジナルです。
この卵かけごはんもとても美味しかったです!
2つ目が山形の米沢市の道の駅で食べた"かけそば"
十割そばのかけそばなのに、
きのこそばを頼んだかのように、
大きななめこやひらたけがたっぷり入っているんです!
おそばもたっぷり目で満足感満点のかけそばでした!
おだしも美味しかったです!
最後に、新潟名物"へぎそば"です。
へぎというのは、お蕎麦が盛り付けられているこの長方形の器のことで、
つなぎに海藻の"布海苔"を使っていることが大きな特徴です。
また、一口分づつ、まとめられていること、
わさびではなく、からしをつけて食べることも面白い特徴です。
海藻が練り込まれている為、
食感がツルっとしていて普通のお蕎麦にはない、
独特の美味しさがあります。
また、一口分づつまとめられていることで箸でとりやすく、
食べやすいんです!
このへぎそばの発祥の地は、魚沼地方なのですが、
豪雪地帯であるとともに、織物の産地としても有名です。
(以前に織物体験のブログも書かせていただきました。)
このへぎそばの誕生に、織物産業が密接に関わっていることを
今回初めて知りました!
魚沼地方では、昔から蕎麦の栽培は行われており、
つなぎには自然薯や鶏卵などを使っていたそうです。
当時、織物を作る際、糸に強い撚りをかける為に使われていた布海苔は、
人々の身近にあり、簡単に手に入れることができるので、
つなぎとして利用できないかと発想されたことが始まりだそうです。
また、お蕎麦を一口分づつまとめているのは、
織物用の絹糸をまとめた形に似ています。
日常的に目にしていた形と、食べやすさが相まって、
この盛り付けの姿となったとのこと。
その地方で生きる人々の知恵と工夫が重なっているんですね。
次回、へぎそばを食べる時は、その当時に思いを馳せながら
いただきたいと思います。
【北陸・東北地方】2023年美味しかった麺ベスト3!
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