こんにちは。アグリクインテットの滝川です。
みなさま、スプレーマムをご存知ですか? 1本の茎から枝分かれして多数の花を咲かせるこちらのお花
この写真は豊川市のスプレーマム農家さんのお花です。
すごい迫力ですよね。ピンク色の花びらに、中心の緑色が引き締め色になって花に奥行きがありますね。
花びらが斜め上に向かって伸びてふんわり柔らかそう。 このピンク色の花は「シルビア」という品種だそうです。
とてもきれいですよね。ピンク色だけで、ここまで上品で優しい雰囲気なのに存在感が抜群で、あまりの美しさに驚きです。
スプレーマムとは
【 スプレー 】→ 咲(枝分かれして咲く)した
【 マム 】→ (マムとは洋菊のこと。学名クリサンセマムの略)です
農Howの作業に「豊川市スプレーマム」の作業の募集が出ている時がありますね。
スプレーマムの芽挿し、定植など。これがスプレーマムの芽挿ししたところです。
(農How作業終了時に、農家さんに許可を得て撮影、掲載しています)
豊川市は「スプレーマム発祥の地」です。
アメリカで1940年代に栽培が始まり1974年に豊川市で試作導入されました。
その後、本格的に栽培出荷され、年間を通し温室で栽培されています。
日本で最初に導入したのが豊川市です。
スプレーマムの素晴らしいところは、何と言っても花が長くもちます。
季節や置く所によって違いがありますが、冬は1か月は美しさを楽しむ事ができます。花も丈夫ですし、花びらがパラパラ落ちたりしません。水の汚れも少ないような気がします。本当に手がかからないのです。 花の種類もたくさんあります。花びら、全体の形、色と個性的です。
スーパーなどの切花コーナーによくならんでいる仏花に使われていますし、白、黄色ピンクのどれかが1色だけで売られているのをよく見かけます。
仏花にもなり、アレンジメントにも使われている事から、とても万能で使う人のシーンに合わせる事ができるお花だと思います。
仏事には必要で、お盆、お彼岸などには欠かせないお花です。花の使いやすさから長年にわたり愛され続けています。
「清らかな愛」「高潔」「あなたを愛す」の花言葉があるようにウエディングブーケにも使われています。
その他、海外では母の日にマムのブーケを送るのが定番の国もあるほどです。 最近では日本でも母の日のギフトにマムを使われるようになってきました。
花が咲き始めてきた頃の写真です。びっしり植えられています。
はっきりした色あいが、とても鮮やかです。かわいい!
こうして頑張って綺麗に咲いてくれた花をみると、こちらも元気をもらえます。
そして、このように立派な花が咲くのは、農家さんの毎日の愛情をかけた丁寧な作業が美しさを作り出しているのだと思います。