スプレーマムとディスバッドマムのおしゃれな生け方、飾り方

マム(洋菊)

マムは菊の学名でクリサンセマム(chrysanthemum)の略。英名も。

菊のうち輪菊と小菊を除いた洋菊をさします。

洋菊にも種類があり、１本の茎から枝分かれして多数の花を咲かせるスプレーマムと

脇芽をかき一輪の花に栄養分を集中させ大きく豪華に仕立てたディスバッドマムがあります。ディスバッドとは「dis」 除去するという意味と「bud」脇芽という意味を合わせて呼んだもの。

マムを飾る前にすること(下準備)

お花を買ったり頂いたりした時、特にこの時期は暑さが心配で家に帰るとまずはバケツに水を入れお花を入れます。新聞紙を数枚用意しておき花切りハサミも準備します。

お花に使う物は、細菌が付着したり繁殖しないように清潔な状態にしておきたいので、使い終わったらよく洗い天気が良い日に天日干しして保管しています。

なるべく早く水を吸って元気になる様にしてあげたいなと思います。まずは、余分な葉を取り除きます。そしてバケツの中の水に入った状態で茎をスパッと斜めに切ります(水切り)。水の中は、空気の侵入を防ぎ切り口の乾燥を防ぐのと、斜めに切ることで切り口の断面積が広がるのと、導管をつぶさずに切れるからです。お花が少しぐにゃんとしていたりして少し弱っている時は新聞紙で巻いておきます。新聞紙は水につからない位置から巻きます。水切りした後もしばらくの間そのまま水をよく吸わせます。毎日少しずつ水切りして切り口とお水を綺麗にしておけばお花は長持ちします。

これで下準備完了

用意するもの

バケツ、花切りハサミ、新聞紙、あれば花瓶か空き瓶、空き缶など

花瓶は無くても色んなもので代用できます。

私は、空き瓶や家にあるものを使うのが好きです。

肩ひじ張らず、難しく考えずに好きなものを好きなように楽しんでいます。大きい花瓶には迫力と存在感が出るようなイメージで。特徴的なお花は一輪挿しで。コーヒーの空き瓶、調味料の空き瓶、ケーキ屋さんのガラス容器。トマト缶などはラベルをはがすと無地でシルバーになるので意外とオシャレに見えます。100円ショップの食器、プレゼントのリボンやラッピング類。良いものがあるとそれを使います。

具体的な飾り方

花瓶や生ける容器が決まったら、水につけていたお花を好みの長さにします。私はお花を飾る時には、はじめは長めにしておき大きな花瓶などで生けています。その時に折れてしまったりしたものは背の低いガラス瓶やコップに生けます。花は日々少しずつ切り最終的には短くしてしまうので色んな高さのものがあると便利です。お花を生ける時の水の量は、そのお花の種類により少なめ、多めと変えています。茎が水につかることで腐りやすくなったり、少なすぎるのが良くないものもあります。

直射日光やエアコンの風が直接当たらないよう、水かえもしっかりとしていれば菊類は驚くほど丈夫で長持ちします。

小さめシリーズ。二色だけのシンプルなもの。真ん中の白い花にはミントと合わせ右隣は白いアジサイ。コンパクトで可愛く場所をとらないので食卓や洗面所にもちょうどよいサイズです。

左のガラス容器はケーキ屋さんのデザート容器。真ん中と右側も100円ショップのもの。

スープカップにグレーのリボンでアクセント。

ピンク、白、緑はとてもよく合う三色で定番です。

スプレーマムの花がだんだん元気がなくなってきたら、萎れている花を切りハサミで花をばらしていきます。アジサイの花の隙間にばらした花を挿していけばまだまだ楽しめます。ジメジメした季節や夏は青色を取り入れると涼しげで優しい雰囲気になります。

ディスバッドマムとアジサイ。黄色がとても可愛いです。

ピンク系だけでまとめると可愛いく、黄色やオレンジ系だと元気、青や緑、白なら涼しげ、冬は赤色などテーマを決めると合わせやすいです。違う系統の色を合わせたり、その季節の花や植物と合わせたりするのもいいですね。花のところで折れてしまったら、捨てないでガラスのお皿などに水をはりお花を浮かべても綺麗です。

まとめ

わざわざ花瓶を用意したりしなくても身近にあるものを使ってもお花を楽しむ事が出来ます。

ガラス瓶やコップを使うと、さりげなくてシンプルでおしゃれになる気がします。

お花はイベントやプレゼントなど特別なものというイメージがありますが、普段の生活の中に花のある暮らしをを取り入れると、空間も明るく華やかになり、お花から元気をもらえるような気がしたり癒されたりしていいものです。

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